塾長ブログ

東大理数学院塾長、西村太一のブログです。

ブログ一覧

開校10周年について

東大理数学院は3月1日をもちまして、創立10年の佳節を迎えることになりました。

これもひとえに皆様方の温かいご支援の賜物です。
心より感謝申し上げます。

なお、10周年を記念して以下の要領で簡単なパーティーを開催いたしますので、開校の際にご協力いただいた皆さんや、卒塾生の皆さんはぜひお立ち寄りださい。

東大理数学院 塾長 西村 太一

日時:2017年4月1日(土)午後6時~
場所:東大理数学院

ご参加の際は、メール(info@risugakuin.com)などでご連絡ください。

2017年02月28日

大阪府公立高校の入試制度について

大阪府全体として同一の基準でルールが定められ、その実績は次の表の通りです。

評定 2 3 4 5
割合 4% 15% 40% 27% 14%

これは以前の大阪市の基準と比較して評定の4および5が少なくなり、相対評価の時代に戻ったような印象を受けます。
そして、この割合はチャレンジテストの結果を用いて、中学ごとに若干異なることになります。

2016年07月26日

夏期講習期間の自習室利用について

 夏休みを迎え、塾で自習をしたいという人もいると思います。夏期講習中(7/21~8/24)の塾における自習可能な時間帯は以下の通りです。夏休みの宿題、夏休み明けのテスト対策あるいは受験勉強のため、是非教室をご利用ください。
月曜 12:00~17:00(8/22は12:00~14:40)
火曜 13:00~22:00(8/2,8/23は13:00~17:00)
水曜 19:00~22:00
木曜 12:00~17:00
金曜 13:00~17:00,19:00~22:00
土曜 12:00~22:00(8/20は17:30~22:00)

2016年07月26日

高校数学の学習方法

数学の学習、特に高校の数学の学習をする際、問題集とにらめっこしながら問題が全く解けず、時間ばかりが過ぎ去ってくなんてことはないでしょうか?

数学の学習は難易度が高くなってくると、その分野の仕組みを理解し、さらに例題によって解法を学んではじめて、自ら問題に取り組むことができるのです。教科書程度の内容の説明をしたあといきなり難しい問題集を解くという方法は非効率な方法で、高校レベルの数学(多くの中高一貫校では中3から入ります)においては、ほとんど効果のない方法といえます。

学習手順

(1)参考書による基本事項の理解
 易しく基本的な内容が書かれた参考書によって学習します。このとき、その分野の説明だけでなく、例題もきちんと読んで学びます。これは、その分野の「解法」が教科書や参考書にある説明だけでなく、例題の中にも入っているからです。

また、参考書の例題のすぐ下にある練習問題(あるいは類題)を解いていきます(章末の問題は不必要です)。こうして基礎を学習していきます。
(参考書)中学の内容:「チャート式体系数学1 幾何編・代数編」、高校の内容:「チャート式 数学(できれば白チャート)」「理解しやすいシリーズ(文英堂)」など

(2)問題集による学習
 できるだけ解説が詳しい問題集を使って学習を進めると良いでしょう。ただし、学校で使っている問題集で手がいっぱいの場合は学校の問題集を進めましょう。

 この学習段階において、わからない問題を長時間考えるのは非効率で効果が期待できないので避けましょう。わからない問題は参考書の該当分野に戻って解法を習得しなおすか塾で質問してください。

2016年06月21日

大阪府公立高校入試制度

昨年度の高校入試から、公立高校入試は新たな制度に変わっています。


(1)タイプについて
 総合点における入試:内申の比率は、
 タイプI・・・7:3
 タイプⅡ・・・6:4
 タイプⅢ・・・5:5
 タイプⅣ・・・4:6
 タイプV(採用校なし)・・・3:7
となっており、おおむね平均以上の学力が必要な高校の多くはタイプI(入試重視)となっています。

(2)内申書の評定
大阪市の基準だと、5・・・31%、4・・・38%、3・・・24%、2・・・7%、1・・・3%となっています。
市町村間の格差が出ないよう大阪市以外もこの基準に沿って内申点を決定するかと思われましたが、実態はやや市町村によって不公平があるようです。
今回の変更で相対評価から絶対評価に変更されたことことにはなっていますが、実態は評定の比率が変更されたのと、中学間のレベルが是正されたと言えます。これによって難関校受験生の間では内申点の差がほとんど出ず、易しい学校を受験する生徒はほぼ内申でまるといった状況になりました。

(3)回し合格の採用
 文理学科などを受験する場合、仮に不合格であっても同じ高校の普通科の合格基準を超えていれば、普通科に合格となります。

(4)ボーダーゾーンの扱いの変更
 ボーダーゾーン(定員の90%~110%)は高校のアドミッションポリシー(求める生徒像)に極めて合致する生徒を優先的に合格とし、それ以外は総合点で判断されます。

(5)英語入試改革
 問題中のリスニングを約33%に、ライティングを20%に増やします。
 問題文はすべて英文になります。

(6)私立高校入試
 中3の2学期の実力テストが内申として極めて重要であることに変化はありません。

2016年05月07日
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